The sense of wonder
面白い、不思議だ、何なんだこれは、な事など
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驚かす布
2005年10月01日 (土) 01:22 | 編集
突然ですが、“”は凄いですよね。いろんな使い方が出来ます。汚れた所を拭く事が出来るし、何か大事なものを包む事も出来るし、部屋に射す光を調節する事も出来ます。怪我した時にとりあえず巻いたりも出来ますし、オシャレに首に巻く事も出来るし、スイカ割りでは目の周りに巻く事が出来るかと思えば、強盗の時なら顔半分に巻く事も可能です。受験と応援の時は額に、力仕事や1人で大喜利に挑戦する時は頭に巻けます。他の者たちと争う時、“我々”を掲げるための旗もで、その悲劇によって、涙に暮れる人の手にもです。

がとても印象的に姿を現す作品にベルナルド・ベルトルッチの映画があると思うのですが、彼の映画で、人や布がヒラヒラと舞い踊るような場面で、たまに画面いっぱいを布が覆ってしまい、そして退く、というようなシーンがあります(シャンドライの恋ラストエンペラーなどにあった気がします)。
こういうのが私は好きで、覆って来た布が退いた時に画面の感じが変わってたりすると、“あっ”と軽く驚いて楽しい気分になります。こういう手法は、それほど特殊なものでは無いのでしょうが、(フェリーニにもあったような・・・)驚きの純粋な喜びがそこにあるような気がして、好きです。
ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督のエルミタージュ幻想という映画は、ワンカットのみで撮られているらしく、(編集で画面が1度も切換わらないという事でしょう)という事は、この手法が何度も用いられているんではないかと想像し、とても観たくなります。絢爛豪華な女性のドレスが画面を覆い、退けられた時にはそこに全くの別世界が広がっている・・・・みたいなシーンがあったら、楽しいですよね。

このような、覆って、そして退けてみてビックリ、と言えば元はマジックでしょうか。でも、マジックの布の歴史以前に、「夜、暗くて間違えて知らない所に迷いこんでしまって、ふとそこに布が掛かっている物体を見つけ、恐る恐る取ってみると、人がいてキャー!となって、よく見たら鏡に映った自分だった」とか、「その人をよく見ようと、布団を退けてみたら知らない人が寝ていてキャー!」とか(よく見たら、やっぱりその人でもう1度キャー!)、そういう出来事の方が先にあったのかもしれません。カーテンや緞帳を巡っても、いろいろ驚きが仕掛けられてきたのでしょう。

覆って、退いて驚かす布は、あまたある布の中でも、本当に魅力的で、愛すべき存在です。「他に、もっと魅力的ながある!」という方は、是非ご一報下さい。


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